絵画館概要
「子ども絵画館」は、(株)日本香堂主催の『ふるさとのお盆の思い出』絵画コンクールにおける過去20回の全入賞作品を一堂に揃えた、子ども絵画専用の展示サイトです。
本コンクールの入賞作品発表展覧会は、これまでも日本香堂・銀座本社ビル内の特設ギャラリーにて開催を重ね、2007年度からは東京お台場・フジテレビ本社や奈良国立博物館、2012年度からは長年の念願でもありました諏訪市原田泰治美術館という大舞台への進出を果たしましたが、さらに時と場の制約なく、より多くの方々に子ども達の作品をご覧いただけるよう、WEB上にも発表のステージを求め、本サイトの開設に至りました。
本コンクールは現在、作品の募集を一旦休止として新たな展望を拓くべく、しばしの充電期間をお許しいただいておりますが、2022年3月にご逝去された選考委員長・原田泰治画伯が愛情と熱意をもって見出された、20年にわたる子ども達の“夏の感動表現”を、引き続き皆様方にゆっくりとご鑑賞いただけますよう、「常設館」としての運営に努めてまいる所存です。今後とも変わらぬご理解とご声援の程、何卒お願い申し上げます。
『ふるさとのお盆の思い出』絵画コンクールの概要紹介
- 『ふるさとのお盆の思い出』絵画コンクールは、全国の小・中学生を対象に「夏休みの思い出」をテーマとした絵画作品を募集するもので、2000年より2019年まで毎年実施されてきました(主催:(株)日本香堂、後援:朝日学生新聞社)。
- 日本の文化や伝統行事、家族・自然・身近な地域とのふれあい・・・そんな《心のふるさと》を、21世紀を担う子ども達にも忘れずにいてほしいと願って、20世紀最後の夏に応募を呼びかけたところ、主催者の予想をはるかに超える反響が寄せられ、以降、夏の恒例行事として定着化が図られました。
- 2015年度からは国外の日本人学校に通う子ども達にも参加を呼びかけ、多様性に富んだ環境や文化への興味と理解、敬意を育む場としてもコンクールの発展に努めてまいりました。
- 2020~2021年度は新型コロナ感染拡大への懸念から開催見合わせとなり、現在はコンクールの新たな展望を拓くべく作品の募集を休止しております。
- 尚、応募作品数の推移は下表のとおりです。
応募総数 | 累 計 | |
2000年度 | 7,712 | 7,712 |
---|---|---|
2001年度 | 7,031 | 14,743 |
2002年度 | 12,152 | 26,895 |
2003年度 | 14,087 | 40,982 |
2004年度 | 29,890 | 70,872 |
2005年度 | 38,097 | 108,969 |
2006年度 | 40,023 | 148,992 |
2007年度 | 52,075 | 201,067 |
2008年度 | 47,724 | 248,791 |
2009年度 | 59,644 | 308,435 |
2010年度 | 67,193 | 375,628 |
2011年度 | 69,482 | 445,110 |
2012年度 | 70,801 | 515,911 |
2013年度 | 68,953 | 584,864 |
2014年度 | 67,270 | 652,134 |
2015年度 | 62,841 | 714,975 |
2016年度 | 65,135 | 780,110 |
2017年度 | 61,170 | 841,280 |
2018年度 | 61,308 | 902,588 |
2019年度 | 58,138 | 960,726 |
- 本コンクールでは毎年、入賞者以外にもすべての応募者に対して、参加を証す賞状と記念品の送付を継続してして行い、こうした作品と賞状のやりとりを介しての子どもたちとの対話は、延べ100万件にも迫る広がりとなりました。
- 選考委員長には初年度より継続して原田泰治 画伯にお引き受けいただき、単に技術的な巧拙ではなく、作品に表れた《子どもたちの感動の大きさ》を評価の軸とする一貫性を保ち得たことが、本コンクールの独自性に繋がっているものと考えます。
- 尚、本コンクールは2002・2003年度の文部科学省「子どもと話そう」全国キャンペーン、及び2004年度以降はその発展系である同省「子どもの居場所づくり」キャンペーンに対し、賛同事業として参加。さらに2018年度からは、日本文化の魅力を国内外に発信する取り組みとして「beyond2020プログラム」の認承を受けて開催してまいりました。